動かなくなった腕時計とお別れ。
昔は、腕時計をしていました。
しかも、その日に着る洋服に合わせて変えていたので、たくさん持っていました。
でも、結婚して子供が生まれて、子供を抱っこするのに腕時計はとても邪魔で、それから着けることがなくなりました。
それから数十年ほど経ち、久々に電池を交換してもらうと、動かない。
どれも、動かない。
中身を入れ替えると動くようになるかも、ということでしたが、もう何年も経っている時計たちには申し訳ないけれど、そこまでして使う意味が、もう感じられなくなりました。
もちろん、時計を見るたびに、その時のいろんな思い出がよみがえってきますが、それと時計を動かすこととは、どう考えても結びつきません。
暗いところにずっと長い間置かれたままで、日の目を浴びることもなかったので、時計としてのお役目は、もうとっくの昔に終わっていたのではないかと思います。
私の時間を大切にしてくれていた時計とはもうお別れして、新しいものと今度は時間を作ろうと思います。
ありがとうという気持ちでいっぱいです。