納得がいくまで買わない。
何年かかぶった帽子が汗と経年劣化で駄目になり、処分したところだったので、新しい帽子を買いに行きました。
通販で買おうかとも思いましたが、いつも心がけているように、やっぱり手に取って買いたかったので、こんなご時世ではありますが、お店まで見に行きました。
何軒かのお店を回ったのですが、それぞれこれはいいなと思うものがあり、買ってしまおうかと思うものがありました。
でも、汗かきな私には不向きな黒だったり、行くところを選びそうな麦わら帽子だったり、なるべく物を増やしたくない私にとっては悩むところ。
一長一短とはまさにこのことと思いながら、店を出ました。
それからまた何軒か行った先のお店で、ぱっと目につくものを見つけました。
それはペーパーハットと呼ばれるもので、紙でできた帽子でしたが、色も形も私の望みどおり。
ただ畳むことができないことだけが難点ではありましたが、それを妥協してでもこれがいいと思うものでした。
結局、それ以降、ほかの店を見ることなく、それに決めました。
自転車に乗るときにはかぶれないことと、物すごくカジュアルな格好のときにはかぶれそうにもないことを除けば、欲しかった帽子そのものでした。
先走って買わなくてよかったと、心から思いました。
何でもそうですが、この辺でいいかと妥協しないのも、物を増やさないコツかもしれません。
妥協してしまうと、理想のものが見つかったとき、結局そっちを買ってしまうからです。
私は、納得のいくもの以外はもう買わないと決めました。
たとえいろいろ店を回った時間を無駄にしたとしても、です。