ストックのきまり、いろいろ。
私の母は、何でも溜め込むタイプで、戸棚も押し入れも冷蔵庫も、全部がギュウギュウ詰め。
扉を開くと、なだれになって落ちてくることはないものの、奥のものを取り出そうものならもう大変。手前のものをとりあえず出して出して出して・・・という作業を死ぬほど繰り返して、やっと肝心なものが出てくる始末。
そんな行為が、どんなときでも続くので、それが嫌になって、結局買ってきてしまうという、本末転倒なことがたびたびありました。
そんな母と、何年も一緒に暮らしてきたのに、私はというと、冷蔵庫でも戸棚でも押し入れでも、ぎゅうぎゅうに詰まっていると自分まで息が詰まるタイプで、なんでもスカスカが大好きです。
モノがあふれそうになると、ちょこちょこっと、処分も含めて片付けてしまいます。
なので、モノであふれかえることはまずありません。
だけど、長い間やめられなかったものがあります。
それは、ストック。
トイレットペーパーに始まり、ティッシュペーパー、化粧用コットン、シャンプー、リンスに洗濯用洗剤、柔軟剤、カビキラー、食器用洗剤など、日用品にとどまらず、化粧品や医薬品にいたるまで、なんでもストックがないと気が治まらなかったんです。
これは母の影響まるかぶりだったと思います。
でもある日、ずっと使っていたものが肌に合わなくなり、使えなくなってしまいました。そこでようやく気づいたのです。「ストックいる?」ってことに。
ここ数年、気候と自分の体調を合わせるのにひと苦労で、特に季節の変わり目はいろんな意味で大変です。それで、ずっと大量ストックしてあった化粧品なども、泣く泣く処分することがあり、結局、そのときにかけたお金はもちろん、時間まで無駄にしていることにようやく気づき、「そのときいる分だけを買う」ことに決めたのです。
でも、そうもいかないものもあります。
そこで、自分なりに数を決めました。
毎日使う洗濯用洗剤・・・3個
柔軟剤・・・2個
酸素系漂白剤(洗濯と食洗機に使う)・・・3個
カビキラー・・・1個
シャンプー、リンス、トリートメントなど・・・1個
風呂用洗剤・・・1個
石鹸(6個入り)・・・2箱
食器用洗剤・・・1本
スポンジ、たわし・・・1個
トイレットペーパー・・・3袋
ティッシュペーパー・・・3組
調味料・・・2個
米・・・10kg
インスタント食品(カレーやスパゲティソースなど)・・・2回分
歯磨き粉・・・2本
歯ブラシ・・・10本
新しいタオル・・・10枚
新しいバスタオル・・・5枚
そのほかのストックはありません。ぞうきんにできる、ぼろタオルぐらいでしょうか。
すると、ありとあらゆる場所がスッキリ、ストック用に使っていた戸棚もスッカスカになりました。
ちなみに、ストックしてたものを開けたら、新しいものを1つ補充します。
調味料など食品関係にいたっては、賞味期限切れもなくなり、いい感じでループストックになっています。