ベビードレスを思い出す。
先日、夏の暑い盛りに、子供たちが着ていたベビードレスを捨てました。
もう半月ほど経つのに、そのベビードレスのことを急に思い出しました。
私が作ったものではなくて、市販されていたドレスだったのですが、松竹梅のレースがついていて、とても気に入っていました。
夏に引き出しを整理したときに、あまりのシミに捨てたのですが、捨てなきゃよかったなぁなんて、何故かふと思ってしまったのです。
あのシミは、漂白剤につけたら取れたんじゃないか、なんて考えて、子供との大事な思い出を全部捨てたような気になりました。
でも、よくよく考えると、そんなシミがあるような年期もの、誰が使いたがるでしょうか。
そして多分、子供たちは、それぞれに子供が出来たときは、私にベビードレスを作って欲しいと言うだろう、と思いました。
捨てた後に、子供たちにベビードレスを処分したことを伝えると、シミがあるなら仕方ないんじゃない、もう役目は終わったよ、と言われました。
その通りですね。
別に執着してたものでもないんですが、なんだか突然、悲しい気持ちになってしまいました。
でも、そのベビードレスのおかげで、今の子供たちとの思い出がある、と思えたら、手放したことも間違いじゃなかったなぁと思っています。