自分にとっての適量。
ここのところ、ほうきの話が多かったですが、今日は違う話を。
この前、友人と話していて、日用品のストックの話になりました。
友人は、安いとついつい買いだめしてしまう、いわゆるタメコミアンらしく、先日、家中のストックしているものを出してみると、洗濯用の洗剤だけで段ボール箱4箱分、柔軟剤もダンボール4箱分あったそうです。
それでもまだ気が済まないので、更に洗剤と柔軟剤を宅配で頼んで、しかも5400円からしか送料が無料にならないからと、5400円分(多分それ以上)を買ったらしいです。
単純に考えても、更に1箱分追加、というところでしょうか。
家族4人分の、いったい何か月分になるのでしょう。
私もつい何年前までは、送料無料のワナにはまって、送料無料になるまで買ってみたり、店から消えてしまうかもしれない恐怖で、一つの品を10個以上買いだめしてみたり、今となってはどうしてそんなことをしていたのかわからない、ずいぶんなタメコミアンでした。
だから、友人のことは責められたものではありません。
でも、家を片づけるようになって、地震を機に更にモノを整理するようになって、いろんな意味での自分自身にとっての適量がわかってきた気がします。
それで、しばらくは買わずにいて、ストック品をとりあえずなくなるまで使い続け、なくなってから、もしくはなくなりかけてから買うように、意識するようになりました。
わが家は、車で何時間もかけないとスーパーに行けないところではないし、近くにドラッグストアも、ホームセンターもあります。
商品自体を気に入って、それが廃盤になる恐怖もありましたが、よい商品であれば後発品が必ず出ているでしょうし、完全に廃盤ならば、もっとよい商品がある可能性がある証拠でもあります。
なので、そんなことは恐れず、なくなってから、もしくはなくなりかけたら買うことを徹底するようにしました。
すると今まで、いろんなストック品が並んでいた棚はごっそり空きスペースになり、奥のものもすんなり出し入れできるようになり、それより何より、中に並んでいるもの全体を把握できるので、棚自体の管理が凄くしやすくなりました。
モノが少ないので、全部モノを出して、棚を清潔に保つこともできるようになり、掃除も行き届くようになって言うことなしです。
確かに、人それぞれ、家族構成も違えば、性別までも違うとなると、その家ごとに適量自体も変わってくると思います。
なので、適量には正解はないでしょう。
でもそのうち、定番が出来て、その定番のストックを1つだったりゼロにしたりはできるようになるかと思います。
よく、お店を冷蔵庫だと思いましょう、や、お店を自分の家の倉庫だと思いましょう、と言いますが、本当にその通りだと思います。
もしも定価、もしくは割引のない状態でその商品を買わなければならないことになっても、差額は倉庫代、もしくは電気代、と考えると、大型で料金のかさばるものは別ですが、日用品のお得感は、さほど変わらないと思えるようになってきます。
うまいタイミングで、割引セールのときに買えるのが一番ベストではありますが。
まずは自分の適量を知ることが大切だと思います。
それでも案外続けていると、いらなくなってきたりします。
友人のストックの量は、論外です(笑)。